Pursuing Career In Social Impact

#Environmental Issues / #Poverty Issues / #Education Issues / #Marine Issues /
#Gender Issues / #Urban Development & Infrastructure / #Food security & Hunger issues /
#Ethical Consumption & Production / #Labor Issues / #War, Refugees & Migration Issues

Magazine

「水で世界を支えたい」——ダイキアクシスの若手社員が語る、理想と現実のあいだで育つキャリア【株式会社ダイキアクシス】

「水で世界を支えたい」――ダイキアクシスの若手社員が語る、理想と現実のあいだで育つキャリア【株式会社ダイキアクシス】

株式会社ダイキアクシス 今野さん・上原さんインタビュー

はじめに

浄化槽や排水処理設備で水環境を支えるダイキアクシス。その現場には、この春配属されたばかりの新人と、2年目の若手がいます。タイ留学で水の格差を目の当たりにし、水課題の解決を志して2026年に入社した今野さんと、環境への興味を入り口に飛び込み、現在は営業推進部で活躍する上原さん。

社会課題の解決を志して入った会社で、二人は何を感じ、何に悩み、どう乗り越えようとしているのか。等身大の言葉から、「社会課題を仕事にする」ことのリアルが見えてきました。

二人の現在地――「折り込む」人と、「受注へつなぐ」人

――まず、お名前と現在のお仕事を教えてください。

今野さん:
環境機器事業統括本部の東京営業課に所属しています。2026年4月に入社し、松山本社での1か月間の研修を経て、東京配属となりました。現在は書類作成や見積もり作成、先輩社員との営業同行などを通じて、営業の基礎を一つずつ学んでいる真っ最中です。

上原さん:
東日本営業推進部、入社2年目の上原です。私たちが扱うのは、浄化槽や排水処理装置などの「排水設備」です。建物の一部となる設備のため、お客様は主に建設業界となります。

デベロッパーなどの施主がいて、設計事務所が図面を引き、ゼネコンが施工していくという大きな流れがあります。私の所属する推進部は、その「設計事務所が設計を行う段階」で自社製品を仕様として「折り込んで」もらう役割です。そこで折り込めた案件が、今野さんたち営業課に引き継がれ、最終的な受注へとつながっていく仕組みです。

なぜダイキアクシスへ――この会社を選んだ理由

――ダイキアクシスに入社した理由を教えてください。

今野さん:
最大のきっかけは、大学2年のときのタイ留学です。半年間滞在するなかでスラム街を訪れ、雨水を貯めて飲んだり、ゴミ箱から食べ物を拾ったりして暮らす人々の姿を目の当たりにしました。生まれた場所が日本か海外かというだけで、人生がこれほど変わってしまう。その現実に、強い疑問を抱いたんです。

そこから、世界の人々の生活を根底から支えたいと考えるようになりました。就活では「社会問題」を軸に企業を探して、ダイキアクシスに出会い、「環境を守る」という理念にまず惹かれました。調べてみると、自分が現地で見たような水の問題に向き合い、きれいな水を人々に届ける事業をやっていて、地球規模の水課題にビジネスとして挑んでいるのがいいなと思い、ここで挑戦したいと決めました。東南アジアに力を入れていく方針だと知ったことも、決め手の一つです。

上原さん:
私は正直、学生時代に「これがやりたい」という明確なものはありませんでした。フラットにいろいろな会社を見るなかで、環境という分野に惹かれていきました。社会で主役になりつつあるこの領域に携わるのは面白そうだと感じ、選考を受けるうちに、どんどん志望度が高まっていきました。

現場で鍛えられること――「9割が新規開拓、だからこそ身につく力」

――働くなかで、どんな力が身につき、どんなやりがいを感じていますか。

上原さん:
設計事務所への営業は、9割が新規開拓です。既存のお客様からの紹介もあれば、テレアポや、場合によっては飛び込みが効くかもしれない、などいろいろな方法を考えながら、自らアプローチを重ねて関係性を築いてとにかくやり抜くことが必要です。その中で、粘り強さとアプローチ力は確実に身についたと思います。

やりがいで言えば、会社の一体感です。全国に拠点があって異動も多く、1,000人規模の組織でありながら、大半の社員の顔と名前が一致しています。事業部をまたいで気軽に電話し合えるので、「一緒に仕事をしている」感覚があります。

今野さん:
私はまだ配属されて間もないですが、入って一番に感じたのは「人の良さ」でした。どんなことを聞いても、先輩方が丁寧に返してくれます。水環境や専門知識が求められるこの業界で、安心して挑戦し、成長できる環境が整っていると日々実感しています。

理想と現実のあいだで――目の前の基礎が、未来につながる

――実際に働くなかで、「社会課題の解決に携わっている」という実感はありますか。

今野さん:
東京での営業活動のなかでは、ダイレクトに環境貢献の実感を抱くのが難しい瞬間もあります。しかし、水処理という専門性の高い領域で価値を発揮するには、まずビジネスの現場で確かな知識と経験を積むことが不可欠だと気づきました。今すぐ海外に行きたいという思いは強くありますが、力のないまま現場に出ても、きっと自分が苦しくなる。

だからこそ、「なぜ今、国内で経験を積むのか」を自分なりに納得しておくことが大事だと思っています。その目的が自分の中で明確に腹落ちしているからこそ、目の前の基礎的な業務や営業のスキルアップにも前向きに打ち込むことができています。

上原さん:
私も正直、日々の営業で「環境に貢献しているな」と直に感じる瞬間はあまりありませんが、私たちが扱う排水設備は、建物の裏側を支える「縁の下の力持ち」のような存在です。私たちが提案した製品がしっかりと導入され、結果として持続可能な社会インフラを守ることにつながっていたらと思っています。

これからのキャリア――描ける未来の広がり

――これからのキャリアは、どう描いていますか。

今野さん:
まずは国内の営業現場でしっかりと実績と専門性を蓄え、将来は必ず東南アジアへ出て、留学時代にお世話になった地域の水課題解決に貢献したいという思いを持っています。その目標は、入社した今も変わっていません。

上原さん:
私はむしろ、入社してから定まらなくなりました(笑)。社内外のいろいろな人と話すうちに、面白そうな道がどんどん増えて、「あれもこれもやりたい」という気持ちになりました。これはネガティブな意味ではなく、ポジティブに選択肢が広がった感覚です。キャリアチェンジを重ねている先輩たちが、とても魅力的に見えています。

就活生へのメッセージ――気になったら、動いてみる

――最後に、社会課題の解決に関心のある学生へメッセージをお願いします。

今野さん:
悩んで立ち止まることもあると思いますが、まず動いてみてほしいです。入ってみて初めて分かることも、たくさんあります。キャリアの選択肢が広い時代だからこそ、自分の正直な気持ちに向き合って、「やってみたい」と思うことに飛び込んでみる。その先のことは、その次に考えればいいと思います。

上原さん:
私からはシンプルに、気になったら受けてみよう、と。内定をもらってから考えても遅くありません。環境に興味のある、熱量を持った人が集まっている会社なので、同じ志を持つ仲間と働けるのは、きっと大きな魅力になるはずです。

おわりに

純粋な志を胸に、まずは足元のビジネスや営業の現場で全力で力を蓄えていく。

理想と現実のギャップに直面しながらも、なぜここで働くのかを自分の言葉で考え続けている。その正直さが、お二人の何よりの持ち味だと感じました。

あなたもまずは一歩、そして未来の環境インフラづくりに挑戦してみませんか。

update: 2026.10.4