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食料問題に取り組む企業に就職するなら?厳選企業と活動内容をご紹介

update: 2024.12.29

食料問題に取り組む企業に就職するなら?厳選企業と活動内容をご紹介

 

食料問題に取り組む企業に就職したいと思っても、実際に取り組みを行っている企業を探したり、一つ一つの企業の取り組み内容を調べたりするのは簡単ではありません。

 

そのためこの記事では、国内・海外のさまざまな食料問題の解決に向けて積極的に取り組んでいる企業を厳選し、その取り組みの内容とともにまとめました。

ベンチャーから大手まで幅広くご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

世界と日本の食料問題

 

現在、世界全体で約10人に1人が飢餓状態にあると言われており、特にアジアやアフリカでは深刻な状況が続いています。

さらに日本でも、貧困や災害、フードロス(食品ロス)による食料問題は、決して他人事ではありません。

以下では、それら日本・世界で起きている食料問題を解決するために、特に積極的な取り組みを行っている企業をご紹介します。

世界の食料問題の現状や原因、解決策についてはこちらの記事をご参照ください。↓

飢餓・食糧問題を解決したい人へ|世界の飢餓の現状と原因、4つの解決策とは|SDGs目標2「飢餓をゼロに」を考える

食料問題に取り組む厳選企業・取り組み内容

 

以下の日本企業は、食料問題に対しさまざまな角度から積極的に活動している企業です。

 

・株式会社クボタ

株式会社コークッキング

株式会社坂ノ途中

日清食品ホールディングス株式会社

・サグリ株式会社

株式会社シーフードレガシー

・丸紅株式会社

・株式会社ビビッドガーデン

 

それぞれの取り組みの内容を一つずつ紹介していきます。

 

・株式会社クボタ

 

クボタは、農業機械などの製品や技術、サービスを駆使し、日本・世界で食料生産の安定化に取り組んでいる企業です。

 

特に食料問題が深刻なアジアやアフリカでも積極的に活動しており、各地の農家の事情に合わせた製品の開発・製造から、農業の運営や販路拡大のサポートまで包括的な取り組みを行っています。

 

参考リンク:https://www.kubota.co.jp/sustainability/biz-food/index.html

 

株式会社コークッキング

 

株式会社コークッキングは、主にフードロス(食品ロス)の削減に取り組んでいる企業です。

 

具体的には、駅や商業施設のお店で売れ残った食品を買い取り、代行販売をすることで廃棄される食品を減らす「レスキューデリ」や、各店舗で閉店間際に売れ残った食品をアプリでユーザーに周知して購入を促すフードシェアリングサービスなどを行っています。

 

参考リンク:https://www.cocooking.co.jp/

 

・株式会社坂ノ途中

 

株式会社坂ノ途中は、日本国内と、主に東南アジアで「持続可能な農業」の実現に向けたさまざまな取り組みを行っています。

 

特に日本では、農薬や化学肥料による環境への悪影響を減らして、より持続可能な有機農業を推進する活動をしており、東南アジア各国では、現地農家の収入・雇用の安定化のために、作物の生産過程におけるトレーニングワークショップを実施しています。

 

参考リンク:https://www.on-the-slope.com/corporate/recruit/

 

日清食品ホールディングス株式会社

 

大手食品メーカーとして知られる日清食品ですが、その「食」の分野を通して社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

 

具体的には、途上国の子どもたちへの給食支援や、自社製品を活用した災害時の食糧支援飢餓撲滅支援など、貧困や災害による飢餓をなくすためのさまざまな取り組みを行っています。

 

参考リンク:https://www.nissin.com/jp/sustainability/social/contribution/

 

・サグリ株式会社

 

サグリ株式会社は2018年に設立された新しい企業で、人工衛星から得られるデータとAIによる機械学習を活用した「農地の見える化」を、サービスとして提供しています。

 

さらに近年では東南アジアやインド、アフリカにも進出し、データを駆使した「スマート農業」の導入と、それによる途上国農家の所得向上を目指しています。

 

参考リンク:https://sagri.tokyo/

 

株式会社シーフードレガシー

 

株式会社シーフードレガシーは、企業や金融機関、政府、NGOなどの水産物に関する取り組みをサポートしながら、「持続可能な漁業」の実現を目指している企業です。

 

具体的には、企業による水産物の持続可能な調達・供給をサポートしたり、政府や国際機関による持続可能な水産資源管理、水産物流通に向けた政策実施に参画したりします。

 

参考リンク:https://seafoodlegacy.com/

 

・丸紅株式会社

 

国内の5大総合商社の一つであり、さらに穀物や肥料・飼料の取扱量が特に多い丸紅は、世界の食料の安定供給において重要な役割を担っています。

 

その中で実際に、近年増加する世界の穀物需要への対応や、労働環境や環境負荷に配慮した持続可能なサプライチェーンの確保などに取り組んでおり、社会貢献活動では、開発途上国への高栄養価食品の提供なども実施しています。

 

参考リンク:https://www.marubeni.com/jp/business/food2/

 

・株式会社ビビッドガーデン

株式会社ビビッドガーデンは、「生産者のこだわりが正当に評価される世界へ」というビジョンを掲げ、主に農業・漁業における小規模生産者の支援を行っている企業です。

 

具体的には、生産者がスーパーなどの店舗を介さず、個人や法人に“直接”商品を販売できるオンラインのプラットフォームを提供し、生産者に還元される利益を上げる取り組みなどを行っています。

参考リンク:https://vivid-garden.co.jp/#VISION


まとめ|企業に就職して食料問題に取り組むという選択肢。

このように、日本・世界が抱える食料問題を解決するために、食料の生産・供給の安定化や、フードロスの削減、そして生産者への支援など、さまざまなアプローチを通して問題に取り組んでいる企業があります。

食料問題の解決のために私たちが身近にできることも多くありますが、実際にそれらの企業に就職して、自ら直接その活動に取り組むということも、その問題解決に大きく貢献するための一つの選択肢といえます。

update: 2024.12.29